フェルト

【FELT】第4回ロードバイクメーカー解説

今回はFELT(フェルト)の解説をしていきます。今まで、解説してきたメーカーと比べると日本での知名度は若干落ちますが、ヨーロッパでは非常に人気のメーカーです。

FELTと言えば、有名なのがフレームの魔術師です✨

FELTの歴史

フェルトの創業者であるジム・フェルト氏は、1980年代、当時メカニックとしてモーターバイクの製作をしていました。

ジム・フェルト引用:公式サイト

また、趣味でトライアスロンをしていました。しかし、市場に納得のゆくトライアスロン用の自転車がないことから、自身が乗るトライアスロン用のフレームを自ら製作しました。

そして、このことが友人であり当時モーターバイク(モトクロス)のスター選手であったジョニー・オメーラ選手の目に止まりました。ジョニー・オメーラ選手も趣味でトライアスロンをしていたため、「俺にも作ってくれ」という流れになり制作を開始します。

そして製作にあたり空気抵抗の削減とライディングスタイルの最適化を重視し、幾度も風洞実験を重ねてバイクのデザインを練り上げていきました。

風洞実験引用:公式サイト

開発されたバイクは驚異的な性能を誇り、ジョニー・オメーラ選手が大きなトライアスロンの大会で優勝しました‼︎そして、このフレームの出来に驚いたプロ選手たちがフェルト氏にフレームの製作を依頼するようになりました。

この頃のトライアスロンフレームの素材はアルミが主流で、フレーム重量は1500g2000gぐらいでした。そんな時代に、フェルト氏は700gのフレームを作っていたんです‼︎強度を保ちながらフレームを限りなく薄くするなど徹底的に軽量化を行った結果です。

この様に素材を巧みに操り、選手の要望に応え最高のフレームを製作していたフェルト氏に「フレームの魔術師」というニックネームが付けられました。これが冒頭の「フレームの魔術師」の由来なんです!やがてフェルト氏の名声はチューブメーカーであったEASTON社に伝わり、EASTONブランドのチューブの開発を依頼されるようになりました。

EASTON引用:公式サイト

カーボン、アルミ、チタンといった素材を独自の理論でブレンドしたチューブは、GTトレックスペシャライズドなど名だたるブランドに採用されていきました。その後1994年にフェルト氏はEASTON社を離れましたが、製品開発は続けていきました。そして、2001年にアメリカ人ビル・デューリングとドイツ人ミヒャエル・ムルマンの二人共に独自ブランドのフェルトを立ち上げました。そのため、フェルトは、ドイツとアメリカに拠点があります。

フェルトでは、創業時から「速さ軽さ、 乗り心地の良さ」、の3つの要素をフレームに求めています。3つの要素は相互に関係しながら成り立っており、バランスが崩れると総合力が発揮できません。軽さだけを求めれば剛性が低下して速さが犠牲になってしまいます。逆に速さのみを追求し、剛性を高めれば乗り心地が悪くなってしまいます。フェルトでは、この絶妙なバランスをフレームサイズごとにチューニングしています

B2

引用:wiggle

そんなフェルトで最初に完成したフレームをB2といいます。B2と言えば、世界一値段が高い飛行機、B2ステルス戦略爆撃機有名です。

B2爆撃機引用:Wikipedia

実はフェルト最初のフレームB2は、このB2爆撃機とちょっとした関係があります。フェルト最初のフレームは、B2爆撃機と同じ色であるマットブラックにし、名前もB2としました。色と名前を参考にしたんです。それ以来フェルトの最上位モデルは、常にマットブラックを採用しています。

FELTのロードバイク解説

まずは、カーボンの解説も交えて、フェルトのお勧めエントリーモデルを紹介します!紹介するのはFR5。

FR5引用:公式サイトhttps://www.riteway-jp.com/bicycle/felt/bikes/fr5_jpmodel_8081/

FR5は、日本限定モデルのロードバイクで値段は、248,000円です。
フレームには、UHCアドバンスドカーボンを使用したカーボンフレームです。
フェルトのカーボンは単純にカーボンってだけでなく、この様に4種類の素材に分かれています。カーボン下位からUHCパフォーマンスこれは、現在はエントリーモデルに使用されている素材ですが、2010年モデルのフラグシップモデルであるFELT F1 SLフレームに使用されていたものです!

そして、FR5に使われているUHCアドバイスドUHCパフォーマンスと同様の強度、剛性を保ちながら20%の軽量化をしたカーボンです。
UHC アルティメイト+ナノこれは一般的にカーボンって言うと繊維状のものを指しますが、このカーボンはテープ状です。

繊物状だと繊維と繊維の間に隙間が出来るのに対してテープ状だと隙間がないため、より軽く、より強いフレームを作ることが可能です。
そして、最上位のUHC アルティメイト+テクストリームこれは、ナノにさらなる進化を加えたものです。
FR5の解説に戻ります。FR5はコンポーネントは全て105(R7000)を使用し、フレームのみならずフロントフォーク、シートポストにもカーボンを採用しています。

フロントフォーク
シートポスト
引用:公式サイト

現在フェルトが販売している自転車には、何種類かあります。表こんな感じで様々な種類がありますが、今回はロードバイク紹介なのでARとFRシリーズのハイエンドモデルを紹介します!まずはエアロロードバイクであるARシリーズを紹介します。

FR
引用:公式サイト

最上級モデルであるAR FRD UltimateのフレームにDura-Ace Di2を搭載したモデルは1,958,000円です。BB周りはあえてボリュームを出さずに空力性能を重視し、スクエアードBBシェイプ形状を使用しています。ケーブル関係もフル内装し、「セミインテグレーテッド」システムはステム下からケーブルを内蔵しています。重量は7.68kg(54サイズ)。フレームのみでの価格は723,800円です!

フェルト 引用:公式サイト

ちなみに、FELTはエアロロードのパイオニアです。初代ARは航空力学を応用した初めての本格エアロロードとして2008年にツールドフランスでデビューしました。
続いて紹介するのは、オールラウンドバイク(軽量バイク)であるFRシリーズを紹介します。

フェルト引用:公式サイト

こちらも最上位モデルであるFR FRD UltimateのフレームにDura-Ace Di2を搭載したモデルは1,738,000円[税込]です。重量は6.91㎏と軽量です。フレームのみでの価格は723,800円[税込]です。BB周りを太く、ボリュームのある形状としフレーム剛性がアップさせています。UHC Ultimate + TeXtreme をフレームに採用しています!Felt のカーボンフレームはシリコンとポリエチレンの内モールドを用いる「InsideOut」工法が特徴となりますが、FRDグレードのUHD Ultimateではその内モールドをパイプのクロス部分まで一体として整形し、高い工作精度を実現しています。

フェルト引用:公式サイト

フェルトの自転車は、Y’sロードなどのスポーツ自転車店で取り扱っています。詳しくはフェルトのホームページに取り扱い店が載っています。
フェルトの上位モデルは高性能、エントリーモデルは、コストパフォーマンスに優れているのでおすすめのロードバイクです。フェルトはB2の話やフレームの魔術師の話が衝撃的でした。
次回はヨネックスについて解説していきます。


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