2020年2月、pioneerから衝撃的な発表がされました。なんと、サイクルスポーツ事業資産の一部をシマノに譲渡し、2020年3月末をもってペダリングモニター、サイクルコンピューターなどの販売を終了するというのです。私はパワーメーターといったらpioneerのおにぎりでしょ!という時代に自転車を始めたため、なんともさびしいかぎりであります・・・。と、ショックをうけてからあっという間に時は流れ、気づけば1年以上前のこととなってしまいました。最近時間の流れが早いと感じるのは年のせいでしょうか・・・。
前置きはさておき、今回はpioneerのパワーメータ(右側・おにぎり)のジャンク品を某オークションで購入、分解したので記事にしました。とはいえ、分解といってもただネジを外して基盤を覗いただけなのですが、ネットで検索をかけても私が探した限りではパワーメーターを分解した記事やブログが見当たらなかったため、上げようと思った次第です。また、分解目的で購入したわけではなく、パワーが下振れ傾向であるというジャンク理由のほかにLEDランプが点灯しないことやモード切替ボタンが反応しないなどの不具合が届いてから発覚したため、なんとかならんかなと開けてみたついでにこの記事を作成したということを一応記しておきます。
分解
今回はジャンク品を購入したため分解していますが、分解するとメーカー保証がきかなくなるのでマネしないでください。
それでは、さっそくやっていきたいとおもいます。
まずは普通にカバーをはずします。
なんだかリリカル☆マジカルな雰囲気がプンプン漂っているのは気のせいなの☆
ということで、はずします。はい、
はずれました。
次に、基盤をとめているパーツをはずします。
普通のネジ2本でとめてあるだけですが、かなりキッチキチにしめられていたので、真剣に回さないとナメそうでした。まじで・・・
はずれました。
それでは、パワーメーターの中身をお見せしましょう!
まずは表面です。
ここから、基盤を取り出して・・・
線がつながっているのであんまりラフに取り出すと断線します。気を付けましょう。誰もやらないとおもいますが・・・。
裏面です。
本当にネジを2本はずしただけですが、これで分解は終了です。
まだネジが1本見え、裏にもネジがありますが、あとはクランクからパワーメーターがはずれるだけです。
余談
結局、不具合を解消することはできませんでしたが、こんなこともあろうかとサイコンはSGX-CA500(pioneerの四角いやつ)を購入していたので、いまどのモードにいるのかわからねえ!という状況は回避し、使用できています。
ジャンク理由に書かれていたとおり、パワーの下振れ傾向がみられましたが、パワーの左右バランス設定を 左52:右48 くらいにしてパワーを割り増しして相殺をあててやればスマートトレーナーと同じ数値を示しました。(夏と冬でこの数値をスマートトレーナーのパワーとすり合わせながら調整しないとずれることが最近発覚したのですがw)
ですが、自転車に取り付けて校正しなおした際に、どの程度精度が維持できているのかは、パワータップやガーミンのパワーメーターを所持していないのでわかりません。体感とかけ離れた数値がでることはありませんが、正確なパワートレーニングに用いるのは厳しいと思います。しかしながら、だいたいメディオくらい、だいたい4倍くらいといった目安には十分使えました。知らぬ間に勾配が緩くなっていた時や風向きが変わって追っていた時に無意識にサボってしまうことも防げます。普通のアルテグラのクランクを買うよりも安い値段で譲っていただいたので、かなり満足しております。
また、念のため書いておきますがおにぎりカバーが変な仕様になっているのは私がやったことであり、あの状態でオークションにだされていたわけではありません。本当はシルベちゃん仕様を作っておくべきだったのですが、おにぎりカバーって意外と高いんですよね。ウレタンクリアも高いし保存が利かないしで困ります。
ちなみに、おにぎりカバーで同じようなことをしている人もネットで検索して見つかりませんでした。痛くするまではいかなくとも、塗装をしている人さえ、某暗黒自転車工房様のブログくらいしか見当たりませんでした。実はおにぎりカバーをまじめなクオリティで痛くしようとすると地味に手間がかかります。デカール貼って、はい!おわり!というわけにはいかないのです。模型系の趣味をやったことがないと情報なしではきびしいと思うので、おにぎりカバーの塗装に関する記事をいつか書きたいです。いまさら感満載&需要がない気がしますが、できるだけネットにまだないものを上げる努力をしたいので・・・。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。