スペシャライズド

【SPESALIZD】第6回ロードバイクメーカー解説

ホイールナビ

今回はスペシャライズドの解説をしていきます。

【スペシャライズドの歴史】

スペシャライズドと言えば、第1回のメリダ解説で少し出てきました。

スペシャライズドはメリダと共同経営しています。それについても解説します。

スペシャライズドはアメリカ合衆国カリフォルニア州に本社を置く自転車メーカーで、1974年にマイクシンヤードが創業した会社です。

カリフォルニア州引用:wikipedia

マイクシンヤードは、大学生の間中古の自転車を磨き上げて売っていました。また「大学卒業後にも自転車に関わる仕事がしたい」と思っていたシンヤードは、大学を中退すると(?)当時乗っていたフォルクスワーゲンバスを1500ドルで売却し、それを資金にサイクリング文化発祥の地であるヨーロッパ縦断旅行に出発しました。

フォルクスワーゲン引用:公式サイト

そこで偶然チネリの創始者チーノ・チネリと会い、アメリカへの輸入権を獲得しヨーロッパで仕入れてきた自転車パーツを自転車の荷台に積みこんで、各地の自転車屋に売り歩くという商売を始めるようになりました。(チネリ:イタリアの自転車メーカー)

最初の5年間は、車を買う余裕がありませんでした。しかし1976年に、イタリア製タイヤの品質の低さに商機を見出だし日本製OEM(三ツ星ベルトが生産)のタイヤを「スペシャライズド・ツーリングタイヤ」として販売しました。

MITSUBOSHI
引用:公式サイト

このタイヤは、高い評価を受けました。
1981年には、世界初の量産型マウンテンバイク「スタンプジャンパー 」を販売しました。このスタンプジャンパーは値段の安さもあって大ヒットしました。ちなみに、このフレームは日本製なのは間違えないのですが、生産したのが「新家工業」説と「東洋フレーム」説が(他の説もあり)あり真相は分かっていません。

TOYO FRAME
引用:公式サイト

引用:公式サイト

また、このスタンプジャンパーにはよくない意味で色々な噂があるのですがここら辺の話に興味がある人は、ドキュメンタリー映画「クランカーズ(マウンテンバイクの誕生)」などを見てみるのがおすすめです。

kuranka-zu引用:公式サイト

その後も順調に規模を拡大していき、1995年に廉価版ブランドフルフォースを発表しますがフルフォースはディスカウントストアなど向けに作られた廉価版のマウンテンバイクだったため、メインの取引先であった自転車専門店の怒りを買ってしまい、翌1996年にこれを撤回しました。この混乱により30%もの売り上げを失い破産寸前に追い込まれることになってしまいます。2001年には、財務状況が悪化し第1回でも解説した通りOEM生産を委託していたメリダに株式の49%を譲渡しメリダとの共同経営という形をとりました。

meridaメリダ -MERIDA-

実はメリダは株式の過半数を取得することもできたらしいのですが、スペシャライズドのブランド力を生かすためにあえて49%としメリダとの共同経営にしました。メリダはブランド力の低さに悩んでいたんです。

また、スペシャライズド社の名物行事として「ビックイージー」と呼ばれるイベントがあります。これは、週末に160kmほどのロングライドを行うもので、イージーな強度で走れば、ビックな距離を走り切っていたという意味です。イージーとは言っているものの、レベル別で行われるため上位レベルのグループではかなりのハイペースらしいです。自転車乗りのイージーだとか、ゆるポタとかが詐欺と言われるのは世界共通みたいです(笑)

【スペシャライズドの性能】

現在は、UCIワールドチームのドゥクーニンク・クイックステップボーラ=ハンスグローエの2チームに機材を供給しており、スペシャライズドのバイクはその圧倒的な性能を見せています。

ドゥクーニンク・クイックステップボーラハンスグローエ
引用:公式サイト

例えば、2019年のグランツール(ジロ、ツール、ブエルタ)全62ステージ中、14勝という最多優勝バイクとなっています。(ちなみに、2位はビアンキで8勝) 
とくに、2019年のツールドフランスの個人タイムトライアルではスペシャライズドのバイクに乗るジュリアン・アラフィリップ選手が大方の予想をひっくり返し、2位のゲラント・トーマス選手に14秒差を付けてのステージ勝利し、「マイヨジョーヌマジック」などと呼ばれると同時にバイクの性能差が出やすいタイムトライアルでの結果ということもありスペシャライズドのバイクの性能にも注目が集まりました。

個人TT引用:公式サイト

スペシャライズドは多くの勝利を挙げており、近年スペシャライズドは日本でも非常に人気になっています。UCIワールドチームなどのプロ選手に供給されている機材は、スペシャライズドの中でも最新技術が取り入れられておりS-WORKSと呼ばれるこの機材に憧れている人は多いです。

s-works引用:公式サイト

このワークスというのは、ワークスチームのことを指しワークスチームとは、自転車メーカーが自己資金で作るチームのことです。
つまり、スペシャライズドが自分のワークスチームに供給する機材だから、S-ワークスってことだと思います。(他の由来を知ってるいる方がいたら情報お願いします<m(__)m>)

【スペシャライズドのロードバイク紹介】

そんなスペシャライズドのロードバイクは、以下のシリーズから主に構成されています。まずは、オールラウンド用のターマックです!

 ターマックSL7
引用:公式サイト

ターマックSL7は平地、山岳地を問わずどの地形にも対応できる軽量バイクで軽いだけではなく空力性能にも力を注いでいるバイクです。

スペシャライズドは長年「Aero is everything-エアロこそすべて-」という言葉を掲げており、ターマックSL7は、SL6と比較して40kmの走行で45秒も速いバイクです。

ターマック
引用:公式サイト

ターマックSL7は、速さだけでなくRider-First Engineered™を取り入れ、全サイズでもっともバランスに優れ、ハンドリング性が最高となるように作られています。さらに、ベンジの開発で培った経験を活用し、ターマックSL7のコックピットはシンプルな一体感があり、速さに貢献しつつも、調節性に優れます。機械式コンポ、既存のステム、丸型ハンドルなど、様々なセットアップを可能にしつつ、空気抵抗を抑えてあります。よってターマックSL7でスピードだけでなく、整備性も向上し、遠征時の組立・分解が行いやすいまさに完璧なバイクです!

続いて、エアロロードであるベンジ(ヴェンジ(以下ベンジで統一))

ベンジ引用:公式サイト

ベンジは、F1で有名な、マクラーレンと共同開発して生み出されたエアロフレームで、自社の風洞施設(Win Tunnel)で幾度もの実験を行っています。ヨー角0度で40km走行した時、Venge ViASより8秒速くなっています。新しいVengeは、エアロ特性が優れているだけでなく、460gも軽量化されています。チューブ形状の実現は、FreeFoil Tube Shape Libraryという新テクノロジーを使用しました。スーパーコンピューターを用いて、重量と表面積と構造的目標の異なるさまざまな新しい翼断面形状を作り出しました。その中で、最も空力に優れ最も速い形状を割り出しました。

ベンジシリーズのS-WORKSベンジの一つ下のモデル、ベンジプロは、上位のS-WORKSベンジと同様のカーボンフレーム、フォークを使用しており、ホイールやコンポのグレードを下げることで価格を下げているためS-WORKSベンジと同様のフレームに安く乗れるため注目されています。

スペシャライズド
引用:公式サイト

そして、アルミロードバイクであるアレーがあります。

アレー引用:公式サイト

アルミ製では、あるもののロングライドはもちろんレースにも対応できる設計にしており、初めて買うロードバイクでスペシャライズドを選びたい場合は、お勧めです!他には、悪路にも対応できるルーベ、グラベルロードであるディバージュ、シクロクロスのクラックス、ツーリング用のセコイア、自転車旅用のエイウォールなどがあります。

また、エアロ性能を突き詰めるスペシャライズドのトライアスロン用バイク「シブ」の最上位モデルS-WORKSシブディスクは、トライアスロン用なのでUCI規格に縛られず、ある角度からの横風であれば、横風による影響を0にできるだけの性能を誇ります。

シブ引用:公式サイト

また、このシブのUCI規格内の設計であるシブTTもあります。
以上がスペシャライズドのロードバイクです、他にスペシャライズドではマウンテンバイク、電動スポーツ自転車(E-Bike)なども作っているから気になった人は調べてみてください

日本には、スペシャライズドの専門店、「スペシャライズド銀座店」、「スペシャライズド新宿店」があります。また、日本各地のスポーツ自転車店でスペシャライズドのバイクは取り扱っています!
次回はパナソニックのメーカー解説を予定しています。年内(2021年)にはお届けできそうです!

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