ヨネックス

【YONEX】第5回ロードバイクメーカー解説

今回は日本のメーカーであるヨネックスの解説をしていきます。

【ヨネックスとは?】

ヨネックスと言えば、バドミントンテニスのラケットで超有名な日本のメーカーです。

ラケット引用:公式サイト

実は、ロードバイクも製造しています。ヨネックスがロードバイク市場に参入したのは2014年なのであんまりロードバイクを作っていることは知られていません

ヨネックスといえば「山の神」として有名な森本誠さん!!森本誠さんは乗鞍ヒルクライムにおいて最多優勝をしているレジェンドです。

森本誠引用:公式サイト

【ヨネックスの歴史】

ヨネックスの歴史について詳しく話し始めたら、バドミントンのラケットとかの話をしなくてはいけないので今回はヨネックスのロードバイクについて主に解説していきます。
ヨネックスは1946年新潟県で創業した会社です。その後、バドミントン、テニスのラケット等のスポーツ用品の生産で成長していきます。
実は、バトミントン等のラケットとロードバイクのフレームは関連性があります!どちらも素材がカーボン製です。ヨネックスは1970年代からカーボンを使ったテニスラケット等の製品を発売しています。それ以来、ヨネックスでは40年以上カーボンに関する研究をしています。現在では、ヨネックスは非常に高いカーボンテクノロジーを持っています。
そんなヨネックスがロードバイク市場に参入した理由は優れたカーボン技術を持っていること、バドミントン、テニスのラケット等主力としてきたスポーツ用品の競技人口が徐々に減少していき、新事業育成の必要が出てきたからです。他にも同時期に風力発電に使うカーボン製のブレードなどの新事業を開始しました。

カーボンブレード引用:公式サイト

ロードバイクの開発がスタートしたのは2010年で設計のコンセプトを「最軽量」とし、具体的な目標としてフレーム重量650gとしました。開発では、形状を2度大きく作り直し、カーボン積層を変えながら100パターン以上の試作を繰り返しました。

【ヨネックスのロードバイク技術】

そして、4年の開発期間を経て完成したロードバイクフレーム「カーボネックス」は万人に使いやすいオールラウンドなロードフレームを志向し、推進力、バネ、振動吸収の全てにおいて、ほぼ狙い通りのフレームを作ることができました。

カーボネックス引用:公式サイト

ここからは、ヨネックスが生産しているロードバイク全てと簡単に技術について解説していきます。
全てといっても、現在、ヨネックスが販売しているロードバイクは、合計5種類で完成車モデルはなく、全てフレームセットですしかも、一般的にエントリーグレードやミドルグレードと言われるものは存在せず5種類全てフラッグシップモデルって言ってよい性能、そして値段です!
まずは、ヨネックスが初めて発売したロードバイク「カーボネックス」。

カーボネックス引用:公式サイト

値段は45万円、フレーム重量650の世界最軽量級フレームです。ヨネックスには軽量性を保ちつつ剛性を高めることのできる技術があります。

ヨネックスでは使用するカーボン基材を単一の素材にするのではなく、部位毎に必要とされる特性に合った物を使用しそれらを結合させる樹脂に非常に強い結合力を持つナノサイエンス新素材X-フラーレン」を配合することにより少ない樹脂で強度を保てるので、剛性や反発力を向上させながら、性能を犠牲にせず軽量化をしています。

Xフラーレン引用:公式サイト

他にも、通常の形状記憶合金よりも高い復元性を誇るトヨタ自動車グループが開発した高強度なチタン合金「ゴムメタル」をシートステーに使用することで振動吸収性を高め、ダウンチューブにも使用することで踏み込む力をゴムのように跳ね返し、推進力を生み出しています。

カーボン引用:公式サイト

また、ヨネックスの革新的な振動吸収方法として、シートステーに「マイクロコア」と呼ばれる一般的な発泡剤に比べ250%も高密度なコア剤を充填し振動吸収をするというものがあります。

マイクロコア引用:公式サイト

形状も工夫されていて、チェーンステーにはテニスラケットで使われるO.P.S.(オーバルプレスドシャフト理論)を採用し、一般的な縦長の形状と違い、独特な細身の楕円とする事で、適度なしなりと横剛性を同時に実現しています。

チェ―ンステー引用:公式サイト

トップチューブにはボックス形状、ダウンチューブは真円形状とするなど、パイプ形状による剛性バランスを調整する事により素材が生む特性を更に生かしています。徹底的にこだわって作られています。生産は新潟県の長岡市の工場で行われおり、ロードバイクのフレームとしては非常に珍しい完全国内生産です。新潟の工場では500人近くが働いていますが、ロードバイク生産に関わっているのは僅か6(201610月の情報)の少数精鋭でロードバイクは作られています。

新潟工場引用:公式サイト

そのため、ヨネックスのロードバイクは生産数が限らておりほぼ受注生産という形をとっています。また、カーボネックスの珍しい特徴としてフロントフォークを2種類から選ぶことができます。フロントフォークには、振動吸収性に優れるベントフォークと反応性に優れるストレートフォークがあり使用用途によって選択することが可能です。

続いて紹介するのは、カーボネックスディスク‼︎ 値段は50万円です。

カーボネックスディスク引用:公式サイト

これは、名前の通りカーボネックスのディスクブレーキ仕様です!
続いて、カーボネックスHR。

カーボネックススhr引用:公式サイト

値段は47万円ですHRはHighRigidityの略でカーボネックスの高剛性モデルです。剛性を高めたことにより、アタックやスプリント時の加速性を向上させています。

カーボネックスhrディスク引用:公式サイト

こちらはディスクブレーキ使用のカーボネックスHRディスクです。値段は57万円です。

HRシリーズは剛性を高めても、振動吸収性を失いません。

カーボネックスHRではカーボネックスに使われた技術に加え、最新のナノサイエンス素材である「ネオカップスタックカーボンナノチューブ」と呼ばれる図のように重なり合ったカップ一つ一つが動き、強さと粘りが増大し、踏み込み時の反応性と振動吸収性を向上させています。

 ネオカップスタック引用:公式サイト

続いて、20191月に発売されたヨネックス最新のフレーム、エアロフライト。

カーボネックスhr引用:公式サイト

値段は、70万円です空力性能向上を目指しカーボネックス比20%の空気抵抗を削減し、またエアロフレームでありながら830gという軽量性を実現しています。カーボネックスの際の技術に加え、バイブレイヤーカーボンという極薄の振動吸収素材を積層することで、振動吸収性を向上させるなど新たな技術を採用することでフレームとしての性能を高めています。

バイブスレイヤーカーボン引用:公式サイト

以上がヨネックスのロードバイクフレームです!
ヨネックスは、ハイエンドのロードバイクしか販売していません。ハイエンドのロードバイクの日本での需要は、年間わずか60007000と正直ハイエンドだけの販売で採算をとることは難しいと考えられます。

その狙いは、ロードバイク市場では新規メーカーであるヨネックスがブランドイメージを確立するために、ハイエンドグレードのみの販売をしていると言われています。ヨネックスではUCIコンチネンタルチームである「キナンサイクリングチーム」に機材供給をしています。

キナン引用:公式サイト

元全日本チャンピオン山本元喜選手の所属してるチームです‼︎
今後は日本国内のみならずヨネックスのロードバイクが国際レースで活躍してほしいですね!
ヨネックスのフレーム取り扱い店は、公式サイトを参考にするのがおすすめです。試乗会も日本各地で行われており、ヨネックスのロードバイクに興味を持った人はぜひ行ってみてください!

ヨネックスがハイエンドしか作っていなのは驚きでした。バドミントンやテニスで有名なだけあって、カーボンの技術が凄いです。
次回はスペシャライズドについて解説していきます!

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